もう4年もブログを書いてるので
今さらですが私の趣味は
魚や山菜や魚を獲ってきて
お気に入りの器に盛り付けて
仲間と飲むことです
今日は前回に引き続き
包丁のお話です
包丁のお話です
私は趣味で料理をするのが好きで
お店をやりたいとか
調理師免許を取りたいとか
まったくありません
ただ好きなように料理をして
仲間と気ままに酒を飲むのが好き
とくにお刺身を造るのが好きです
仲間と釣ったり突いたりした
鮮度抜群の魚を自分でさばいたら
ほぼただで食べられる
酒もすごくうまい!
ブログを書き始めて四年
盛り付けもだんだん様になってきた
刺身を造り始めたのは
親父の影響で高校生の頃から
わが家には親父が大切にしてる
10万円を超える九寸の柳刃
普段用の六寸の柳刃
薄造り用の九寸の河豚引き
その他 小出刃 出刃 菜切り
全てプロ並みに揃えてある
その影響もあって
俺も包丁にはこだわりがある
研ぎ方もかなり練習したし
鋼の種類も興味があって
色々調べて勉強した
それで個人的にも
何本か包丁を揃えてるけど
実家暮らしで親父の包丁があるから
それ以外の田舎暮らしを
楽しむアイテムを優先して買ってきた
まぁいずれは総鋼の本焼の
包丁をオーダーしたいなぁとか
漠然と考えながらよくネットで
眺めてました!
ところで本当にいいものは
ほとんどの場合万能ではないと思う
例えばフェラーリを買ったら
そりゃあ速いしカッコイイし
もう言うことなでしょ!
ってなるほどきっと甘くないよね
それなりの知識やメンテナンスが
必要になると思う
きっと通勤に使ってる普段の
車の方がよっぽど使いやすい
洗車もセルフ洗車にぶち込んで
あとのメンテナンスは車検くらい!
まぁだいたいの場合は
ここぞ!ってときのとっておきと
普段用の道具は別にするのが
一般的だと思う!
ちょっとオーバーな例えで
話しがそれてしまいましたが
やっぱり親父の包丁を使うときは
色々と気を使う!
刃こぼれさせたら青鋼なので
研ぐのがすごく大変だし
和包丁は錆びるから
使ったりすぐに熱湯で油を落として
布巾で拭いておかないといけない
料理人ならあたりまえのことだけど
俺みたいに自分も飲みながら
料理をする人間にはけっこう手間
だからってステンレスの
錆びないけど切れない包丁で刺身を
する気にはならないしね!
でも昔色々包丁の鋼について
興味があって調べてたら
和包丁に使われる青紙と
白紙について書かれていた
(紙は鋼の名前です)
これは昔、親父に教えてもらったから
知ってたしブログにも
何度か書いたから書かないけど
それ以外に銀紙というのがあるらしい
これはステンレスのように
クロムの比率を上げて
錆びにくくしてありながら
職人さんが打って鍛えられる
鋼のことらしい!
つまり和包丁の切れ味を持ちながら
ステンレス包丁のように
錆びにくいという特徴がある
この銀紙の包丁は
銀紙三号という特殊鋼を
使って造られることから
銀三包丁と呼ばれるらしい
これを知ったときに
これだったら酔って料理をして
次の日に手入れをしても
包丁が錆びないから
俺にとっては理想的だな~
って思って欲しくなった!
ただ問題があってかなり値段が高い
普段使いにすごく便利そうなのに
値段はプロ用って感じです・・・
この銀紙三号という特殊鋼を
知ってからしばらくして
毎年行っている
日本一の刃物の祭り
安来刃物祭りに行きました
そこで出会ったのがこの包丁
刃物の有名な兵庫県の三木市
藤原小刀製作所の三代目が
直売をしていました
銀三の包丁がすごく安い
直売だからこの値段で出せるとのこと
実は一本目は友達のお土産に
ためしで買ったんだけど
切れ味の良さに次の年は
自分のも買いに来た
この後、堺港で釣った
小鯵をさばいてみたら
小鯵が簡単に刺身になる
すばらしい切れ味!
細かい作業は前回紹介した
おじさんの形見の船行には負けるものの
これだけの切れ味の持ちながら
錆びないときたら
もう言うことないと思った!
それにこの鎚目模様がいい
表面も錆びないとはいえ
くすんできたら磨かないと
なんだか嫌な気がするけど
この鎚目模様なら磨かなくても
このままで綺麗だし
なにより和柄の雰囲気がある
小さい鎚目がなんともカッコイイ!
もう一度同じ写真だけど
友達の土産に買った小出刃が
抜群の切れ味だったので
自分の小出刃とさらに
柳刃がセットで欲しくなった
でも一番、左の万能包丁ってのが
五寸で一番長い感じだった
今まで柳刃を使ってきて
俺の獲ってくる魚だと
七寸ぐらいが普段用に一つあると
いいな~って思ってたので
この五寸の万能包丁と同じので
七寸の柳刃はないのか尋ねたら
これしかないとのことでした
そこで特注で一本打ってくれないか
お願いしたら快諾してくれた
それも銀三の柳刃とは思えない
すごくお手頃の値段で!
それからしばらく届くのを
楽しみに待ってました!
自分の理想の包丁を
直接気に入った職人さんに
打ってもらうわけだから
料理をする人間としては
こんなに嬉しいことはないよね!
それから三カ月して
待ちに待った包丁が届きました!
もう嬉しくて刃のところは
三時間かけて鏡面になるまで
仕上げ砥石で磨きあげました
ちょっと鎚目の所も磨いてみたり
俺だけの特注の包丁が嬉しく
何度も何度も眺めていました
こちらが三木の
藤原小刀製作所 三代目に
直接依頼して打っていただいた
銀三 七寸の柳刃です
見た目の美しさもそうですが
とにかくよく切れる!
ペラペラの一枚の新聞紙でも
すぱぁ~っと切り裂いてしまう
てゆうかこれ
親父の10万の柳刃と切れ味
変わらないんだけど・・・
職人さんの腕の良さが分かる
ところでここで俺は
オーダーにミスをしていたことに気付く!
確か売ってた五寸の万能包丁
って書いてある包丁と同じで
七寸の柳刃を打ってください
ってお願いしてました
それが何が問題かというと
五寸のは万能包丁だったのに
同じでって言ったから
特注した柳刃も万能包丁用の
柄が付いてました・・・
同じでって言ったから
特注した柳刃も万能包丁用の
柄が付いてました・・・
柄のところが万能包丁用だから
ちょっと太くてシノギっていう
ちょっと太くてシノギっていう
手にかかる尖がったとこがない
これはオーダーをミスったw
ってことで前回書いてた
自分で包丁の柄が替えられるか
試してみたわけです!
もう包丁の柄を替えるのは
簡単なのが分かったので
前回とは違うクルミの柄を選びました
電気のやすりで削って
七寸用のクルミの柄が綺麗に入りました!
せっかくなので出刃もお揃いで
クルミの柄に替えさせてもらいました
クルミの柄はネットで探したら
二つで1000円くらいで
安いもんでしたが
見た目の感じもすごく良くて
とっても硬いからもちが良さそう
残念だったのが桂は水牛がなかった
桂はプラスチックです
でも考えようによっては
プラスチックの方が
もつような気がするので
普段使いの包丁なら
こっちでいいかもしれない!
これで俺の理想の
飲みながら料理ができる
究極の普段使い
銀三小出刃と柳刃が揃った
見た目のデザインも
切れ味もよくて
錆びない機能性も兼ね備えた
本当に理想通りの
普段使い包丁です!
あとすごく安くしてもらったし
最後自分で手をかけて
柄を替えてカスタムしたのも
なんだか愛着がさらに増した
もう完璧です!
男のアイテムはこうじゃなくちゃね☆
これから俺達の田舎暮らしの
歴史をこの包丁で
たくさん作っていきますよ~
最後に
藤原小刀製作所の三代目
本当に素晴らしい包丁を
ありがとうございました
生涯大切に使いたいと思います
6 件のコメント:
まいど
いいですねー。私も欲しくなりました。ステンレスの柳葉を持っていますが、確かに鋼の包丁に比べると切れないですねー。来年の旅行は、兵庫の刃物市に行こうかなー?
山猫さん
銀三の鋼はいいですよ(^_^)
安来の刃物祭りもお勧めなので是非調べてみてください☆
この小出刃いいですね。私も欲しくなってネットで調べましたが、結構高いんですね。藤原小刀製作所に直に注文する事は出来るんですか?次のゴールデンウィークまではまだまだだしなーと思って。
アンジュさん
藤原小刀製作所の小出刃を私もネットで見たのですが、残念ながら錆びる白鋼しか販売してないです。銀三の包丁はネット販売がないようです。直接販売の交渉は分からないですが、ネットに銀三の包丁が出ていないので刃物祭りに行ってもすでに販売してない可能性もあります。それどころか来年は出品されない可能性もあるので、一度お問い合わせしてみた方がいいかもしれませんね。
そうなんですね〜。残念。錆びると冴えないですよね。
ありがとうございました。引き続き田舎暮らしは、楽しく読ませていただきますねー。
アンジュさん
そうなんですよね~それじゃあ冴えんです。
和包丁の切れ味、さらに錆びない、そして安い!
藤原さんの包丁ほぼ完璧なんですけどね~
これからも引き続きよろしくお願いします(^.^)
コメントを投稿