さて前回からの続きですが
彼女と紅葉を見た後に
奥出雲にあるオロチループに来ました
標高の高い山の上から
グルグル回るように橋が架かっていて
まるで蛇のような道になってます
神話の国 出雲の伝説の大蛇
ヤマタノオロチから付けた名前です
実は今回の最大の目的は
ここにある道の駅に寄ること
今年のお誕生日は何がいいか
彼女に先週聞かれた
去年はお任せだったけど
今年は決めてほしそうだったので
自分で決めることにした
でも住んでるところの近くで
買えるものを考えたら
あまりないんだよね~
せっかくなので長く使えるものが
いいと思うんだけど
こんな田舎にそんないい物ないし・・・
って思ってたら欲しい物あった!
おそらくあと数年で
親と別世帯で暮らすことになるから
少しずつ調理道具を揃えてます
ツヴィリングのフライパン
柳宗理のボールなど
お気に入りの調理道具を
少しずつ買って準備してます
もちろんその中でも包丁を
一番重要視してます
今持ってるのは
よくブログに出てくる
三寸の白二本焼船行包丁
三寸の銀三小出刃
五寸の銀三出刃包丁
六寸五分の青鋼菜切り包丁
七寸の柳刃銀三(刺身)包丁
八寸の白紙柳刃包丁
九寸の青紙河豚引き包丁
あとはツヴィリングの
セルマックス M66
ペティとシェフナイフが揃えば
自分的にはほぼ完ぺき!
って思ってたんだけど
そういえば菜切り包丁を
普段用に錆びないヤツが欲しい!
それに今のはでかいから
もっと薄くて5寸くらいのやつがいい
ちなみに我が家には
二本の菜切り包丁がある
もともとは柄の白い方を
数年前に親父が買ってきたんだけど
これが本当によく切れる!
そして和包丁なのになぜか錆びない
でも鋼は明らかにステンレスじゃなくて
和包丁の鋼なんだよね
なんか魔法でもかかってるような
不思議な包丁だな~って思ってました
そうです何度もブログに書いたから
分かる人は分かると思うけど
俺も親父もこれが銀紙三号の
特殊鋼が使われていることを
当時は知らなかったわけです!
ちなみに黒い柄の包丁も
同じ鍛冶屋さんの物で
錆びないけど和包丁の
切れ味を持つこの菜切りを
すごく気に入った親父は
ある行事の記念品に
業者を通して数十本
鍛冶屋さんに注文をかけた
残りの包丁です
たぶん切れ味は同じなんだけど
個人的には和包丁は
和包丁の柄が付いているものが
好きなので白い朴の柄のが欲しい
親父にどこで買ったのか
聞いてみたらオロチループの
道の駅で買ったと言ってました
つまりこの包丁をお誕生日の
プレゼントに買ってもらおうと
ここまで来たわけです
長い長い前振りになりましたw
彼女はお土産を買ってる間
俺は包丁を見てみました
色々あるね~全部同じ職人さん
雲州中善の銘がある
でもね~黒い洋の柄の
包丁しか置いてない・・・
お店のおばちゃんが
不思議そうにこれしかうちには
ずっと置いてないよ~
と答えてくれた
そんなはずはない!
ここで数年前に親父は買ったんだから
お店のおばちゃんが一生懸命
包丁について説明してくれるけど
上の空で聞いてましたw
間違いなく俺の方が詳しいしw
しかしこれは困った!
そういえば親父は
白い朴の柄の包丁と同じ物を
記念品にしたいと業者に頼んだのに
あの黒い柄の包丁が記念品になってた
つまりもう最近は作ってない可能性がある
彼女がお誕生日のプレゼント
どうするの?もう幻じゃない?
ってイタズラな顔で聞いてくるw
道の駅でこの辺りの和牛の
焼肉丼を食べながら
包丁が置いてある場所を
スマホで検索!
4か所くらは書いてあったけど
普通に考えたら
ここが一番売り場としては
大きいだろうから無理かな・・・
いや!でもそう簡単には
菜切り包丁なんて今の時代
売れるものじゃないから
案外小さい売り場の方が
昔の朴の柄の包丁が売れ残ってる
可能性がある!
そんな推理をしてましたw
とりあえず次に置いてある
仁多特産市に行ってみました
よくある特産市でした
こんなとこに本当に包丁があるのか・・・
入口から店内を一周したら
やっぱないじゃんか!!!
って思ったら小さなショーケースが!
なんとそこにはありました
これよ! これ!
やっと彼女にお誕生日の
プレゼントを買ってもらえましたw
ちなみにここのすぐ近くに
美味しいケーキ屋さん
ガトー・リビドーがある!
包丁も買えて安心したので
二人でお茶にしました
そういえば今日はハロウィンだった
まぁ色々ありましたが楽しい
お誕生日のお祝いをしてもらいました
こちらが雲州忠善 作
ステンレスの地金と
銀紙三号の鋼を組合せてある
錆びない本物の菜切り包丁です
ところでここまで
全部読んでくれた物好きな
読者の方はお値段気になると
思いますが
なんと!7000円切ってました!
普通にネットで買えば最低
1万5000円はする品です
こういう特産所とかに卸してある
地の鍛冶屋さんの物は
すごくお買い得ですね!
それにここは多々良場があった
古の刃物の産地ですから
物はまずまちがいないです!
こちらが紹介HP
あとは仕上げ砥石で鏡面にして
柄を黒檀かイチイに替えたら
完成ですなぁ~
ちなみに彼女に柄を替える
話しをしてたら
それしたら何かいいことあるの?
って聞いてきたので
う~ん・・・ カッコイイ?
って答えたら
もう付いていけない・・・
って言われましたwwww
神話の国のオロチを下り
草なぎの剣を手に入れた気分でしたが
一瞬にして現実に戻されました
女に男のロマンは伝わらんな・・・
6 件のコメント:
彼女さんのコメントに、親近感すら(笑)
てか彼女てより、妻みたいです(^.^)
包丁はやはり切れるやつがいいですね!
弘法筆を選ばずは間違いかも(^.^)
井上
おー!物好きな読者の気持ちわかってらっしゃいますね!やはり値段気になりました(笑)
拘りが凄すぎて、僕も彼女さんのコメントに親近感湧きますww
Ryoさんみたく沢山揃えるのは難しいですが刺身包丁くらいは良い物がほしくなりました♪
横浜太郎
井上さん
えー!井上さんも彼女よりですか(笑)
親父が包丁に拘る人だったので、ずっと切れる包丁を使って育ったから、切れない包丁は無理ですねぇー
弘法も筆の誤りの方ですかね(^_^)
横浜太郎さん
横浜太郎さんも彼女よりですか(笑)
男子にも理解されないとはwww
刺身包丁は確かにいい包丁があるといいですよね!個人的には7寸が好きです。ブリをさばくときや大きな鯛は8寸とか9寸を使いますが普段用は7寸がお勧めです(^_^)
私も若干彼女さんよりですが…。
切れる包丁はシビれますよね。
従弟がドンピシャなくらいryoさんタイプなんです。
日本各地に友だちがいて色んな物を送ってくれるんですけど、それをかなり完璧に捌いて調理して振舞ってくれます。
しめ鯖とか、絶品です。
教えて欲しいことがいろいろあって聞くんですけど、めんどくさがって中々ちゃんと教えてくれないんですよねー。
だからryoさんのブログ見て勉強したいです。
料理に関する繊細さや情熱は、ヤツよりryoさんのほうが格段上を行ってますから。
ここでいろいろ勉強させて戴いていつかギャフン(死語?)と言わせてやりたいです。
このブログを紹介して、いろいろ話せたらいいなとも思ったりもしてます。
雲州中善の紹介HPさっそく見てみます。
ところで仲良く食事にありつけたようで、食いしんぼとしてはホッとしました。
しかし、ケーキは見せないでほしかったワ!! ヨダレが1ℓほど出ましたよ?
摂取カロリー解禁日でも、ケーキ類だけはご法度なんです!
はなさん
女性は絶対に理解してくれませんね(笑)
でも例えば結婚したら切れる包丁が全て揃っているわけですからいいと思うんですけどねー!
従弟をギャフンと言わせる必要があるんでしょうかwww
是非仲良く一緒にお話してください(^_^)
あそこのケーキは本当に美味しくて彼女はフルーツタルトを注文して・・・
おっと失礼しましたm(__)m
ダイエット頑張ってください(笑)
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