俺達の田舎暮らし

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広島県北部の田舎暮らしブログです。仲間と自然の食材を集めて旨い酒を飲んで暮らしています。

2011年8月15日月曜日

夏の大切な思い出


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お墓参りをすませてから

庭に迎え火を焚きました



今年はいつもお世話になっていた

海の民宿のおばあさんが

亡くなったのを聞きました


その民宿にはちょっとした思い出があって

今日は死んだ人を供養する日だから

思い出していました


今日はそのお話


その民宿には家族で毎年泊まってたんだけど


俺が高校1年生の夏に色々あって

「海見たいな~」って気分になったわけです!

色々あってね・・・

高校一年生だからまだバイクの免許もないし

とりあえずチャリで海を目指すことに


もちろん親にも内緒で

でも海に行くって言っても車で3時間の距離

30分も走ったら分かれ道で

どっちに行ったらいいか分からなくなった

止まってた車のおじさんに道を聞くと

「その自転車で海に行くのか!」

って言われた・・・

そしたらそのおじさんが車に自転車を乗せて

目的地の近くまで送ってくれたんだよね!

どっかで野宿するつもりだったから

すごく運がよかった


いきなり行こうと思ったから

何日かかるか分からない旅なのに

財布と海パンと水中メガネしか

持って行ってなかったしwww


あと一時間で海ってくらいの

距離に降ろしてもらったんだけど


その一時間海に向かって自転車を

こいでる時は最高の気分だった!


あまりにもあっけなく海に着ちゃったけど


海が綺麗でさ~


とか浸ってたらすぐ現実に気づくよね!

お金もあんまり持ってなかったし


とりあえず晩御飯を

なんとかしないといけないと思って


晩御飯を買うか銛を買うか悩んだ

もちろん銛を選択www


銛だと次の日も御飯とれるしね!

800円くらいの銛を購入してさっそく漁!


ブログ読者の方は分かると思うけど

魚を獲るのは楽勝なので

早々に魚を突いて

火を起こして一人で魚食べた!


だけど寝るのが辛かったね~

壊れた船を見つけて野宿してたんだけど

蚊がすごくて寝れないんだよね


その生活を1日したら疲れて

次の日の早朝に毎年泊まってた

民宿を訪ねて行ってみた


最初におばあさんが出てきたんだけど

もちろん

「一人で自転車で来たの?」

って聞かれた・・・


それからは何か察してくれたみたいで

理由は聞かないで


「まだ朝が早いし

部屋が空いてるから休みなさい」

って言ってくれたんだよね


その時は疲れきってたから

それだけで泣きそうだった


そんで布団に入って

送ってくれた車のおじさんと

優しく迎えてくれた宿のおばあさんに

とっても感謝した


家と布団がある有難さがよく分かった


しっかり寝てから朝ごはんを用意してもらった

この時の御飯は美味しかった~!


その後、民宿のおじいさんが

「魚とサザエを獲ってきんさい」

って言ってくれた

おじいさんはおばあさんと

一緒に民宿をやりながら漁師をやってる人で

本当はサザエは獲るの禁止なんだけど


漁師のおじいさんが許可してくれるから

毎年親父ととらせてもらってた

昔はそんなに厳しくなかったしね


ちょうどその海は海水浴場の端っこが

魚と貝がたくさんいるような

岩場になってる所なんだよね


それで海水浴場から岩場まで行って漁開始!

夕方までにタコとサザエと

アワビとカサゴを大量に獲って

袋いっぱいにして海水浴場を通って

注目を浴びながらか帰ってた


すると休憩所とかある海の家のおじさんが

話しかけてきた

「それ全部潜って獲ったんか!すごいな!」

みたいな感じで色々話してたら

その日の夜に海の家のおじさん達は

そこで飲むらしく


おじさん達の飲みに参加することに!

ちなみに高校1年生ですけどねwww


宿に帰って晩御飯を食べさせてもらってから

おじさん達の待つ海の家に

サザエとか持って行ってみた


そしたら刺青の人がいっぱい・・・

海の家も的屋さんと同じ感じなんだね・・・

ちょっと怖かったけどビール飲んだりして

気分も良くなった


それで自分の今の状況を色々話したら

おじさん達が

「お金もないんだろうから明日からここで働け!」

って言ってくれた!


バイトとかしたことなかったけど

次の日から海の家で

焼きそばとビールを売ることになったwww

これがなかなか楽しかった!



おじさんに

「やっぱりジャニーズ系がいると売れいきが違うな~」

とかお世辞言われながらwww

まぁジャニーズには程遠いが


コワモテのおじさん達が

売るより良かったかもねwww


夕方まで海の家でバイトして

夕方は潜って漁をして

夜は宿で御飯を食べさせてもらって寝て

とにかく楽しかった!


そんな生活を何日かしてさすがに

家に電話したら

親父がすぐ迎えに来た!

そのあと親父に怒られまくったのは

言うまでもありませんが・・・


それで宿のおばあさんに

親父がお金を払おうとしたら

おばあさんがお金を受け取らなかったんだよね


何日もお客さんと同じように泊めてくれて

毎日お客さんと同じ御飯を出してくれてたのに


そのおばあさんが今年亡くなったのを聞いて

本当にショックでした


だけど同時に感謝の気持ちでいっぱいです

本当にありがとうございました




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2 件のコメント:

たんぽぽ さんのコメント...

良い思い出ですね!
昔はそうゆう懐の深い大人の人が
いたけど、今はどうかな~って考えてみると
そうゆう人に出会える確率が低そうな
気がします><
若い時には、大人の助けが必要ですよね。
今度はryoさんが悩める高校生を
助けてあげて欲しいです(笑)

ryo さんのコメント...

タンポポさん

懐かしくていい思い出です!

まぁ確かに社会も人も変わってはきてますね
ただ高校一年生くらいなら素直にしてたら大人は優しくしてくれるんですよね!

歳をとると困っていても騙されるかもしれないって警戒されちゃったりするから

だから若いうちに色々するのはいいことかもしれませんね!

困っている人がいれば助けてあげたいですね!