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今回は包丁のお話です
けっこうマジのヤツですw
半年前に特注していた包丁が
やっと完成して届きました!
注文したのは築地の子の日さんです
この包丁は総鋼の本焼
私にとっては二本目の
本焼の包丁になりました
今所有しているのは
青紙二号本焼一尺の柳刃包丁
今回はずっと欲しかった
白紙一号で造ってもらいました
白紙一号 水本焼 八寸 柳刃包丁
鍛冶師は伝統工芸士会長
池田美和様です
こんなすごい人に造ってもらえるとは・・・
白紙一号はすごく難しい鋼で
一流の職人でなければ造れないそうです
この前コンビニで売ってた
包丁の教科書という本を立ち読みしてたら
最初のページにでっかくカラーで
池田様が紹介されていました・・・
本当にすごい人に造ってもらったんだと
さらに実感しました!
両面を鏡面に磨いてもらってます
実は刃の部分は自分で研いでみたかったので
鏡面にはしていません
本焼の刃紋を拝みたかったんですが
どのみち鏡面にしたら刃紋は消えるし
刃紋を出そうと思えばたぶん出せるから
刃の磨きのお金は別に回しました
裏にある水鏡研とは
研ぎ師の伊野様の研ぎ師銘だそうです
本当に美しくまさに水鏡研という
名前にふさわしい仕上がりです
文字が見えにくいのでレンズを絞ったら
鏡面に見えないけど実際は
上の画像みたいにピカピカです!
今回はフルオーダーで
造ってもらったので柄もオリジナルです
実は柄を一番悩みました
素材は最高級の黒檀と決めていましたが
白輪や銀輪の装飾などなど
色々候補がありました
最終的には柄は黒檀八角
口金は黒水牛でさらに下の部分にも
黒水牛を入れてもらいました
色々装飾も考えましたが
最終的には黒でまとめました
届いてから何度も眺めたけど
この選択でよかったと思います!
自分の理想通りの包丁ができました
ブログを書き始めた最初の年に
安来の刃物祭りに行きました
そこで包丁を売ってたおじさんが
色々と包丁のことを教えてくれた
俺も多少は知ってたけど
このおじさんの話はとっても為になりました
青紙の性質や白紙の性質
職人さんの技量が影響しやすい鋼材
研ぎの話や手入れの仕方
などなどたくさん教えてくれた
その中で一番切れる鋼は
白紙一号の本焼だと言ってたのが
すごく印象的でした
それで話の中でそのおじさんが
しきりに子の日の社長の澤田さんが言うには
って言ってたんだけど
あとでネットで調べてみると
築地にあるお店の
社長さんということは分かった
まぁ当時は田舎に帰って
転職したばかりで給料もそんなにないし
雲の上の包丁って感じでした
あれから四年
色々と包丁のことを調べるようになって
そこそこ包丁が分かるようになった
研ぎも当時とは比べものにならないほど
思うように研げるようになった
それに料理も昔よりは上手になった
包丁も何本か揃ったし
そろそろ最高に切れる包丁を
手に入れたくなりました
それから色々調べたけどやっぱり
白紙一号本焼は一番切れる包丁らしい
世界で一番切れる和包丁のさらに
その頂点ってわけだから
間違いなく世界で一番切れる包丁が
白紙一号本焼ってことになる
ただね~調べれば調べるほど
悩ましい鋼だということが分かった
欠けやすい、折れやすい、錆びやすい
でも超切れる!
みたいな感じでしたwww
ようするにこれはプロが毎日使う
包丁ではないみたいです
そうなると使用頻度の低い
俺には丁度いいかも!
いや丁度いいかどうかは分からないがwww
それにしても世界で一番切れる包丁は
いったいいくらするんだろ~?
考えても分かるわけがないので
とりあえず子の日さんに
色々質問を書いてmailを送ってみた
翌日社長の澤田さんが
自ら返信をしてくださいました
やんわり白紙二号にしといた方がいいですよー
って書いてありましたwww
それでも白紙一号の水本焼をお願いしました
磨きや柄や鞘などフルオーダーなので
mailでやり取りすること数日
おそらく15回はやり取りしました
予算もあるのでけっこう色々大変でした
でも料理人でもないど素人の俺に
とっても丁寧に対応してくださいました
本当にここで注文してよかったです
社長さんに心より感謝しています
ちなみに八寸にしたのは
俺はおかっぱりの釣りがメインなので
あまり大きな魚は釣らないからです
まぁ大きいのは一尺の本焼があるしね!
そしてそこから待つこと半年
この包丁が届いたわけです
とりあえず切れ味はものすごいです
そのすごさは書いても伝わりにくいので
あえて詳しく書きませんが
本当に別次元の包丁でした!
ところで本当にいいお値段になりましたw
でもちゃんと手入れはできるし死ぬまで使える
もし引き継いでくれる人がいれば
死んでからも使ってもらえる
それにたぶんこれを上回る包丁はないし
モデルチェンジしたから次が欲しいとか
そんなこともまずないので
本当に最高の満足を手に入れました
ところで最初にも書きましたが
刃のところは磨いてもらってません
予算の問題で
最後は自分で仕上げたいので
あえて未完成で注文したわけですw
次回は砥ぎのお話です!
いきなり失敗して折ってたらブログの更新が
止まってるかもしれませんwww
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