俺達の田舎暮らし

俺達の田舎暮らし

広島県北部の田舎暮らしブログです。仲間と自然の食材を集めて旨い酒を飲んで暮らしています。

2015年10月9日金曜日

藤原小刀製作所 銀三包丁



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もう4年もブログを書いてるので

今さらですが私の趣味は


魚や山菜や魚を獲ってきて

お気に入りの器に盛り付けて

仲間と飲むことです



今日は前回に引き続き

包丁のお話です



私は趣味で料理をするのが好きで

お店をやりたいとか

調理師免許を取りたいとか

まったくありません


ただ好きなように料理をして

仲間と気ままに酒を飲むのが好き


とくにお刺身を造るのが好きです


仲間と釣ったり突いたりした

鮮度抜群の魚を自分でさばいたら

ほぼただで食べられる


酒もすごくうまい!



ブログを書き始めて四年

盛り付けもだんだん様になってきた







刺身を造り始めたのは

親父の影響で高校生の頃から



わが家には親父が大切にしてる

10万円を超える九寸の柳刃

普段用の六寸の柳刃


薄造り用の九寸の河豚引き


その他 小出刃 出刃 菜切り


全てプロ並みに揃えてある



その影響もあって

俺も包丁にはこだわりがある


研ぎ方もかなり練習したし

鋼の種類も興味があって

色々調べて勉強した



それで個人的にも

何本か包丁を揃えてるけど


実家暮らしで親父の包丁があるから

それ以外の田舎暮らしを

楽しむアイテムを優先して買ってきた



まぁいずれは総鋼の本焼の

包丁をオーダーしたいなぁとか

漠然と考えながらよくネットで

眺めてました!



ところで本当にいいものは

ほとんどの場合万能ではないと思う



例えばフェラーリを買ったら

そりゃあ速いしカッコイイし

もう言うことなでしょ!


ってなるほどきっと甘くないよね



それなりの知識やメンテナンスが

必要になると思う



きっと通勤に使ってる普段の

車の方がよっぽど使いやすい


洗車もセルフ洗車にぶち込んで

あとのメンテナンスは車検くらい!



まぁだいたいの場合は

ここぞ!ってときのとっておきと

普段用の道具は別にするのが

一般的だと思う!




ちょっとオーバーな例えで

話しがそれてしまいましたが


やっぱり親父の包丁を使うときは

色々と気を使う!


刃こぼれさせたら青鋼なので

研ぐのがすごく大変だし

和包丁は錆びるから


使ったりすぐに熱湯で油を落として

布巾で拭いておかないといけない



料理人ならあたりまえのことだけど

俺みたいに自分も飲みながら

料理をする人間にはけっこう手間


だからってステンレスの

錆びないけど切れない包丁で刺身を

する気にはならないしね!



でも昔色々包丁の鋼について

興味があって調べてたら


和包丁に使われる青紙と

白紙について書かれていた

(紙は鋼の名前です)


これは昔、親父に教えてもらったから

知ってたしブログにも

何度か書いたから書かないけど


それ以外に銀紙というのがあるらしい


これはステンレスのように

クロムの比率を上げて

錆びにくくしてありながら


職人さんが打って鍛えられる

鋼のことらしい!


つまり和包丁の切れ味を持ちながら

ステンレス包丁のように

錆びにくいという特徴がある


この銀紙の包丁は

銀紙三号という特殊鋼を

使って造られることから


銀三包丁と呼ばれるらしい




これを知ったときに

これだったら酔って料理をして

次の日に手入れをしても

包丁が錆びないから

俺にとっては理想的だな~

って思って欲しくなった!


ただ問題があってかなり値段が高い


普段使いにすごく便利そうなのに

値段はプロ用って感じです・・・




この銀紙三号という特殊鋼を

知ってからしばらくして


毎年行っている

日本一の刃物の祭り

安来刃物祭りに行きました



そこで出会ったのがこの包丁






刃物の有名な兵庫県の三木市

藤原小刀製作所の三代目が

直売をしていました


銀三の包丁がすごく安い


直売だからこの値段で出せるとのこと



実は一本目は友達のお土産に

ためしで買ったんだけど


切れ味の良さに次の年は

自分のも買いに来た





この後、堺港で釣った

小鯵をさばいてみたら


小鯵が簡単に刺身になる

すばらしい切れ味!







細かい作業は前回紹介した

おじさんの形見の船行には負けるものの



これだけの切れ味の持ちながら

錆びないときたら

もう言うことないと思った!





それにこの鎚目模様がいい


表面も錆びないとはいえ

くすんできたら磨かないと

なんだか嫌な気がするけど


この鎚目模様なら磨かなくても

このままで綺麗だし


なにより和柄の雰囲気がある

小さい鎚目がなんともカッコイイ!




もう一度同じ写真だけど






友達の土産に買った小出刃が

抜群の切れ味だったので


自分の小出刃とさらに

柳刃がセットで欲しくなった


でも一番、左の万能包丁ってのが

五寸で一番長い感じだった



今まで柳刃を使ってきて

俺の獲ってくる魚だと

七寸ぐらいが普段用に一つあると

いいな~って思ってたので


この五寸の万能包丁と同じので

七寸の柳刃はないのか尋ねたら

これしかないとのことでした


そこで特注で一本打ってくれないか

お願いしたら快諾してくれた


それも銀三の柳刃とは思えない

すごくお手頃の値段で!


それからしばらく届くのを

楽しみに待ってました!



自分の理想の包丁を

直接気に入った職人さんに

打ってもらうわけだから

料理をする人間としては

こんなに嬉しいことはないよね!




それから三カ月して

待ちに待った包丁が届きました!


もう嬉しくて刃のところは

三時間かけて鏡面になるまで

仕上げ砥石で磨きあげました


ちょっと鎚目の所も磨いてみたり


俺だけの特注の包丁が嬉しく

何度も何度も眺めていました


こちらが三木の

藤原小刀製作所 三代目に

直接依頼して打っていただいた

銀三 七寸の柳刃です





見た目の美しさもそうですが

とにかくよく切れる!


ペラペラの一枚の新聞紙でも

すぱぁ~っと切り裂いてしまう



てゆうかこれ

親父の10万の柳刃と切れ味

変わらないんだけど・・・


職人さんの腕の良さが分かる



ところでここで俺は

オーダーにミスをしていたことに気付く!


確か売ってた五寸の万能包丁

って書いてある包丁と同じで

七寸の柳刃を打ってください


ってお願いしてました


それが何が問題かというと


五寸のは万能包丁だったのに

同じでって言ったから

特注した柳刃も万能包丁用の

柄が付いてました・・・


柄のところが万能包丁用だから

ちょっと太くてシノギっていう

手にかかる尖がったとこがない


これはオーダーをミスったw



ってことで前回書いてた

自分で包丁の柄が替えられるか

試してみたわけです!


もう包丁の柄を替えるのは

簡単なのが分かったので


前回とは違うクルミの柄を選びました

電気のやすりで削って


七寸用のクルミの柄が綺麗に入りました!





 せっかくなので出刃もお揃いで

クルミの柄に替えさせてもらいました





クルミの柄はネットで探したら

二つで1000円くらいで

安いもんでしたが


見た目の感じもすごく良くて

とっても硬いからもちが良さそう


残念だったのが桂は水牛がなかった

桂はプラスチックです


でも考えようによっては

プラスチックの方が

もつような気がするので


普段使いの包丁なら

こっちでいいかもしれない!


これで俺の理想の

飲みながら料理ができる

究極の普段使い

銀三小出刃と柳刃が揃った






見た目のデザインも

切れ味もよくて

錆びない機能性も兼ね備えた


本当に理想通りの

普段使い包丁です!


あとすごく安くしてもらったし


最後自分で手をかけて

柄を替えてカスタムしたのも

なんだか愛着がさらに増した



もう完璧です!



男のアイテムはこうじゃなくちゃね☆



これから俺達の田舎暮らしの

歴史をこの包丁で

たくさん作っていきますよ~



最後に


藤原小刀製作所の三代目

本当に素晴らしい包丁を

ありがとうございました


生涯大切に使いたいと思います





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2015年10月7日水曜日

包丁の柄の交換



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2017年11月2日追記

ここやたら検索から来られる方がいるみたいで

この薄い内容だと申し訳ないので

ちゃんとした柄の交換をした記事を

貼っておきますので参考にしてください











きのこ狩りシリーズを

十一話も書いたらさすがに

ちょっと飽きたのでw



少しお休みして

別のお話をはさみます!


ところで私の所有している包丁に

船行包丁だと思われるものがある




東京で暮らしてるときに

横浜の親戚のとこでよく

ご飯を御馳走になってた


それも親戚は横浜中華街の

真ん前のマンションに住んでたから

中華街でよく食べさせもらった


俺のじいちゃんの妹で

その旦那さんと二人暮らしの

老夫婦なんだけどね


親父が東京に住んでた学生時代も

世話になってたみたいで


よく一緒に山に登ってる叔母は

学生時代下宿させてもらってたらしい


そんな親子二代でお世話になった

横浜の親戚です


おじさんは古道具屋が好きで

よく古道具を買ってきては

おばさんに怒られて

喧嘩してるのをよく見てたwww


なんでこの人達は結婚して

一緒に暮らしてるんだろう?


って思うほどよく言い合いしてたw



ところでそのおじさんが

俺が学生の頃に遊びに行くと

古道具屋で購入した

船行きらしき包丁をくれた




柄はおそらくおじさんが替えたもので

鋼の材質は不明です


研いだ感じではおそらく白鋼


船行って出刃と柳刃の

間みたいな包丁で


さばくのと切るのを一本でおこなう

万能包丁に近い魚用の

包丁のことです!


もらったときから少し改造して

細かい作業がしやすいように

先をすごく尖らせてある


とにかくよく切れる包丁で

小鯵とかを刺身にしたり


細かい作業は出刃より

この包丁の方が使いやすい


出刃とこの包丁で魚によって

使い分けをしてる


学生の頃から使ってる包丁だから

けっこう愛着があるんだよね!



それで次回のお話で書くけど

別の所有してる包丁の

柄を替えないといけなくなった


自分で替えられるか不安です


そういえばこの船行包丁も

かなり柄が痛んできてるので

こっちも試に替えてみることにした


柄自体はそれほどでもないけけど

桂との間に隙間ができて

なんか不衛生な感じが嫌だったし




ネットで探したら

栗の柄が500円くらいで

小出刃用がありました






まずは古い柄の破壊開始!


面倒なので鉈でカチ割りましたw





さすがに古道具屋にあって

しかもあれから俺が10年近く

使ってるわけだから


古くなってる感じするね~





それでも刃は研げば

何度でも蘇るのが職人さんが

打った和包丁のすごさですが



とりあえず柄に差し込んでみた!


まぁ はまらんわな~




古い包丁なので規格とか

おそらくない頃だからはまらない


ここまで古くなければ

売ってる柄のサイズと合えば

だいたい大丈夫だと思う


でもここまでは想定の範囲!


親父の倉庫から電動の

やすりを出してきました





これで柄にはまる大きさまで

削っていこう!







削った後に柄に布をあてて

槌で叩いて入れていきました





最近手入れしてなかったので

柄を替えてから研いでおきました




メールでお問い合わせが

いくつかあるので追記しておきます


この後包丁の柄を色々調べたんだけど

安い柄ならホームセンターに行けばあります


ちょっと変わった栗とかクルミとかの

素材の柄はネットにありました


出刃とか柳刃・薄刃など用途を確認して

包丁のサイズを見てから

柄を選ばないといけないけど

だいたいのものはありました


例えばクルミ材と栗の出刃用



下記のショップで用途に合わせた柄が

色々あります!

ハーティ・エクスプレス




それからこだわりの柄もありました

口金とよばれる刃と柄の間の素材が

安いものはプラスチックなんだけど

いい包丁は水牛を使ってるものが多い!

水牛の柄のものもありました

自分の包丁のサイズは下記のショップで

探してください!

ドンキマーケット





さらにこだわるなら黒檀の柄もありました



自分の包丁のサイズは下記のショップで

探してください!

業務用厨房機器の飲食店厨房館




ところでこの包丁をくれた

優しかったおじさんは

一昨年亡くなりました



この包丁はおじさんの形見です



1時間に一本しかない

一両編成の電車しか走ってない

ど田舎から上京した俺には

心強いおじさんでした


たくさんたくさん美味しいご飯を

食べさせてくれました


この包丁を使うとたまに

おじさんのことを思い出します


そんな大切な包丁で仲間にたくさんの

刺身を学生の頃から今日まで

振る舞ってきました


今回は柄が綺麗になったので

まだまだ使っていきたいと思います


きっとこの包丁はずっと

手放すことはないでしょう


次回は他の包丁のお話です




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きのこ狩り 第十一話 焼きクロカワ



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前回からの続きです

舞茸、フウセンタケ、コウタケの

天ぷらと松茸のすき焼きで

婿殿と酒を飲んで


楽しい飲みも後半になってきました


ここで登場したのが

天然のクロカワです!


さっき叔母と採ってきたやつ


これが市場に出ることは

ほとんどないと思う


見た目は真っ黒なキノコです





親父におい!あれを焼いてくれ!

って言われたので


この日に採ったこのクロカワを

最後の酒の肴にします!


こいつの食べ方はよく洗って

焼くのみですwww


たぶん他の食べ方は

何をやってもあまり美味しくない




そのかわり焼いたクロカワは

しっかりした歯ごたえと

苦味があって


酒飲みにはたまらないキノコです


鮎とかサンマの苦い腸が好きな

酒飲みには分かる美味しさです


子どもの頃は

こんなもの何がうまいんだ・・・

って思ってましたが


今はこれで酒を飲むのが好きです


人によっては松茸より

クロカワの方が好きな人も

いるくらいクセになります





焼きあがったので

親父のところに持っていきました






親父は嬉しそうに裂いてます!





今日の酒は賀茂鶴!


婿殿も酒が強いので

楽しい酒になってます


そしてクロカワをとっても

気に入ってました


これ本当に酒飲みのキノコだわ~




ここからさらに熱燗にかわるw


ちなみに本日の猪口二つは

宮島のお砂焼きです!





砂を混ぜたお砂焼きは

底が少しだけ白銀に光って


なんだか湧水のような

感じに見えるのが好きです


これは我が家の所有なので

あまり俺達の飲みには

使ってませんが個人的に大好きです



大阪生まれの婿殿は

都会育ちなので自然の

我が家の料理が大好きみたいで


来るのをいつも楽しみにしてくれてます


夏には鮎を焼いて出しましたが


今回は松茸が振る舞えてよかったです



それにしても若いからか

酒が強いので明日も山登りの

私は先に寝ましたw



ところで十一話まで書いた

きのこ狩りシリーズですが


まだまだ続くんだけど


ちょっと書いてる方も

飽きてきたのでw


次回から何話か別のお話を入れて

またきのこ狩りシリーズに

戻りたいと思います!



きのこ狩り 第二話 カノコとショウゲンジとホウキタケ




きのこ狩り 第五話 焼き松茸




きのこ狩り 第八話 松茸の天ぷら と 落ち鮎の塩焼き




きのこ狩り 第十一話 焼きクロカワ













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